東京出張の予定を終えて、有明GYM-EXで開催された葬祭関係最大の展示会「エンディング産業展」に商談も兼ねて行ってきました。以前は東京ビッグサイトで行われており毎年行っていたのですが、この2年ほどはスケジュールが合わずに参加できませんでした。
今回は当山の今後の運営のための設備導入の商談、多様化する供養の形へのご要望に対応する商品知識の習得、終活関連の情報収集、最新のデジタルやAIなどのコンテンツ活用の事例など、多数のミッションのための展示会でした。
安洞院や普門院の境内のデッドスペースがいくつかあり、何となくユニットハウスやあずまやを建設したいと考えています。今回の会場ではお寺のスペースを有効活用できるトレーラーハウスの事例があり、2社の方々とだいぶ深く話し込んでしまいました。
家族葬のためのトレーラーハウス、遺体安置のためのトレーラーハウスなどの事例があり、とても興味深い内容でした。基本的に建築確認が不要であり、空調や電気も設置されているため、スペースさえあれば気軽に導入できそうです。
テラスつきの休憩所、事務受付、ワークスペースの拡張など、寺院や霊園にもマッチしそうだと思いました。
(AREANO様)
「寺活」のネーミングでトレーラーハウスなどを活用、寺院の新たな価値を創出するAURA様のプロジェクト展示も面白かったです。この10月に那智勝浦の大泰寺様にオープンする事例が紹介されていました。境内の休眠地に新たなスペースを設置できるというもので、写経スペースやサウナ、宿泊棟が設置されるとのことです。行ってみたいですね。
法律上建築の許可が取れない場所でも車両という扱いで設置できることから人気があるトレーラーハウスやユニットハウスなど、今後の需要を感じるとともに、災害が多発する日本では建築に適していない水辺や山の法面付近などの条件も考慮する必要があると感じました。
建ててはいけない場所というのはその理由があるわけで、この点については思い先行ではなく、安全性の確認などが最優先だと感じます。
安洞院や普門院でもこれからの活用が可能であろう場所が多数あるため、ひとつの参考として資料をいただいてきました。霊園の休憩所などにはとても良さそうです。
ペット関連では、火葬ではなく水で遺骨にする水のペット葬。郡山に代理店があるとのことで、またお話しを伺ってみたいと思いました。専用の機械で3時間ほどで火葬のような遺骨の状態になるとのことです。しかも水なので、小さな骨のかけらまでくっきりと鮮明に残っているのが印象的でした。
きのこ骨壷。自然志向の強い方には合いそうだと思います。自然に帰りたいというご要望は安洞院にも多く寄せられ、祈りの丘さくらへのお申し込みも多数いただいています。とても興味深く見てきました。
最近ご相談が多い、手元供養やペットの供養に関するものたち。多数の新しい商品が陳列されており、今後の情報提供の新しい資料などをいただいてまいりました。道具が変わったとしても、思う気持ちは変わらないものです。
まだまだたくさんの写真がありますが、それはまた近々のセミナーや講演などでご紹介することといたします。久しぶりのエンディング産業展、懐かしい方や仏教関係者の方々にもお会いできました。情報交換のよい機会となりました。
当山でも力を入れている終活ですが、ここ最近はお葬式や法要などの今の悩みのほか、生前戒名や死後事務などのこれからの未来に考えること、またこれまでの多数の先祖をどう弔っていくのかという過去の問題など、過去現在未来の振れ幅が大きな時代を迎えていると感じています。
お寺の仕事はただお葬式や法事をやるのではなく、過去や未来の問題にどれだけコミットして寄り添いながら、一人一人によいゴールを考えることができるのか、時代の変化を痛感しています。
数年振りのエンディング産業展では、終活や死後事務関連、空き家問題、相続関係のブースの多さが目立ちました。これからの時代を象徴していると感じました。
これからも新しい知識の習得を経て、お寺の活動にフィードバックしていきたいものです。
住職
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