こんばんは。住職です。
今回はお寺ではなく、お寺のすぐ近くにある神社・鹿島神社のお祭りのご案内です。毎年10月の第三日曜日に執り行われる奇祭「岡山の水かけ祭り」は福島県の重要無形民俗文化財に指定され、毎年多くの方が参拝されています。冷え込みも厳しくなる10月末、神社の境内では氏子の男たちが古式ゆかしい神楽を奉納し、そして見所である水かけが威勢良く行われます。
いくつもの動画が動画サイトなどにアップされていますが、この水祭の行事は間近で見ればその迫力に圧倒されることでしょう。また、扇の舞、剣の舞など、当地に伝わる神楽もまた見所のひとつです。
そして、このお祭りの魅力は何と言っても秘伝のどぶろく!(自家製の日本酒)
7年交替で杜氏を務める家の者が、地元の酒米と水を使って酒を仕込みます。聞くところによれば酒を仕込むための麹菌は納豆菌に弱いため、酒造りの杜氏の家ではその間納豆を食卓に出すことが禁じられるのだそうです。
当日に神社の境内でのみ飲むという条件で許可されたどぶろくが、参拝者に振る舞われます。そしてこのどぶろく、わざわざ福島駅からタクシーで来るほどの通をも唸らせる味なのです。私も何度か神社の境内でいただきましたが、芳醇な米のコク、柑橘を思わせるほのかな酸味、濃厚でパワフルな飲み口、気がつけば腰が立たなくなることも何度か・・・
今回は、住職も委員としてお手伝いしている団体「未来の祀りふくしま」が主催する「未来の祀りカフェ」というイベントにて、お祭りについて学ぶ座学、昼食、送迎までついたツアー形式の企画を立てさせていただきました。福島駅発着のバスの送迎があるので(現地集合も可)、運転を気にせずにどぶろくをお楽しみいただけます。
詳細は以下のリンクより、申し込みフォームへお願いいたします。
■未来の祭りカフェ https://www.mirainomatsuri-fukushima.jp/20171011-1682.html
ふるさとの歴史を学び、祭りを体感し、年に一度の秘伝のどぶろくを楽しむ。歴史好き、祭り好き、酒好き、いずれの方もお楽しみいただける内容ですので、ぜひともお誘いあわせのうえご参加ください。
■イベント詳細
・未来の祀りカフェvol.03「懸田弘訓先生と観る 岡山の水かけ祭」
・10月22日(日)9:20〜17:00
・会費 3,000円(学生1000円)送迎バス、昼食つき
・会場 じょーもぴあ宮畑・鹿島神社
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