11/5チャリティ法要・大般若祈祷会〜こども大般若

こんばんは。住職です。

秋も日に日に深まってまいりました。毎年11月初旬にお寺で行われる大般若祈祷のご案内です。今年は11月5日の日曜日、午後2時より各種法要を執り行う予定です。新しく安洞院にご縁を結ばれた方々の入檀式、法話とこどもワークショップ形式の「子ども大般若」、そしてご祈祷と歳末合同供養。市内近隣の護持院様方が一同に会する、年に一度の大法要となっております。


大般若祈祷はテレビなどでご覧になったことがある方もいらっしゃると思います。お教本をジャバラのようにばらばらばらばらと繰り延べる転読の作法、とてもダイナミックな法要に初めて参列される方は驚くことでしょう。この一冊一冊のお経にはすべて異なる経文が記され、全部で600巻ある経典を一同に会した僧侶らが一斉に転読していきます。


これは西遊記に登場する玄奘(げんじょう)三蔵法師が中国よりヒマラヤの山々を越えてインドに至り、持ち帰ったといわれる600巻の『大般若経』といわれるもの。およそ480万文字にも及ぶ経典を4年の歳月をかけて訳したものが『般若心経』なのです。


ぜひともお子様連れでご家族みなさまにお参りをいただきたいのは14時20分より始まる「子ども大般若」。ここでは実際に子どもたちに大般若転読の作法を体験してもらいます。簡単そうに見えて、じつは難しい!コツをつかんだ子どもたちはどんどん上手になっていきます。これを体験した子どもたちは、法要に臨む眼差しが変わります。お坊さんたちの一糸乱れぬ作法がいかに難しいものか、いかに大変なことか、それを知って参列する法要はやはり格別の思いになるのでしょうね。


そしてこの大般若経600冊は600人の施主によりお寺に奉納されたものです。巻末には一巻ごとに施主の名前が記されています。この経典が納められてまもなく10年、鬼籍に入られる方も次第に増えてきました。そうした先人たちの残した宝を次世代に伝えていきたいというのが、子ども大般若を企画した、住職としての願いでもあります。





参列のみは無料です。

受験生の合格祈願にはお札の他に当日ご祈祷したお守りを差し上げます。

このご法要は、主に檀信徒の方と永代供養会員のみなさまに向けたものですが、一般の参列やこども大般若の参加はどなたでも自由にご参加いただけます。受験生の合格祈願をはじめ、各種ご祈祷のお札もご用意いたしますので、ご希望の方はお電話にてお問い合わせください。家族連れのご参加、お子様連れのご参加大歓迎です。


ちょうど境内の紅葉も美しい季節、みなさまのお参りをお待ちしております。


なお、今回の法要は毎年の歳末チャリティの精神にのっとり、福島市土船の児童擁護施設・青葉学園様への寄付を行います。みなさまよりお寄せいただいた心は、時空を超えて地域の子どもたちの未来のために充てられます。法要に参加するという社会貢献の形に、是非ともご理解とご協力のほどお願い申し上げます。


住職



■お申し込み・お問合せは 024-534-0939(安洞院)

■大般若お申込フォームは http://antouin.com/info/hannya2017.html

■その他のお問合せは http://antouin.com/info/td.html

■寄付先団体・青葉学園 http://www.kosodate-web.com/aobagakuen/

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福島県福島市の曹洞宗寺院・安洞院のオウンドメディアです。ブログ記事とソーシャルメディアの投稿を中心に、お寺の各種法要やイベント告知・報告をアップしていきます。寺院の歴史沿革や詳細については公式サイト(http://antouin.com)を御覧ください。

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