カンボジアへ文具を送ります(3/27必着)

新年のお寺の新聞とfacebookで告知しておりました、カンボジアに文房具を送るチャリティ活動のご報告と最後のお願いです。呼びかけにたくさんのご寄付が集まりましたが、いよいよ今月末、お坊さんたちがカンボジアに帰国して寄付を子供達に届けるとのことで、一応の締め切りを設けることといたしました。




カンボジアの寺院?と思いきや、実はここは日本。

神奈川県伊勢原市善波という場所にある、在日カンボジア人たちを中心として設立されたお寺です。ご存知のようにカンボジアは1970年代に起こったポル・ポト政権による大虐殺により、多くの罪のない人々が粛清の名の下に尊い命を奪われました。多数の難民が各地に亡命し、日本にもカンボジアからの多数の難民がやってきました。祖国を離れた人々は日本人に帰化し、今は日本生まれの二世の世代に入りつつあります。




母国の文化を忘れてはならない。多くの日本人が海外に渡って日系人のためのお寺を立ち上げていったように、日本に渡ったカンボジア人たちも本国からお坊さんを招いてお寺を建てました。それがここ、神奈川県伊勢原市の少々さびれたホテル街に建てられたカンボジア寺院です。現在は3人のお坊さんが生活し、伝統行事や祭礼があるとカンボジア人たちが集い、祖国と同じ儀式が行われています。





<写真:これから庭を作る計画を話すラスメイ師>

カンボジアはなんども研修で渡った他、住職個人としても大好きな国のひとつであり、安洞院の檀信徒ツアーでの訪問や猫ひろしが走る「アンコールワットハーフマラソン」にも参戦してきました。そのご縁から日本で活動をまとめる女性・萩原カンナさんにお会いすることになり、以来、安洞院では定期的に食料を送るなどの支援を続けてきました。




以前伺った時の写真です。ホテルの管理棟が僧坊となり、お坊さんたちが自炊して生活を送っています。本国では在家信者の女性たちが食事を作りますが、日本ではお坊さんたちも働かなければ生活ができません。レモングラスがたっぷり入ったカンボジア料理、発酵魚醤のプラホックなど、懐かしい味でした。



今回は、伊勢原市の寺院で暮らすSopy師が帰国するのに合わせて、ふるさとの子供達にお寺を通じて文房具を寄付したいとのことでした。国際的な支援が集まってはいるものの、まだまだ行き届かない場所があるのも事実です。




今回はsopy師が縁のある、カンボジア第二の都市バッタンバンやコンポンチュナンに持っていかれるとのことです。日本の文房具は質も高く、とても喜ばれるとのこと。




檀信徒の皆様からもたくさんの寄付をいただいておりますが、先日は寺ヨガからご縁をいただいた素敵な渡邊夫妻、ヨガ関係、会社関係の皆様からダンボール2箱分の文具をお寄せいただきました。ありがとうございます!寄付者の皆様は後ほど追ってこちらのブログにて個別にご報告します。

中古品でも可とのことですが、選別の作業もふまえて今回は新品の文具を募集しています。ご自宅に眠っている使わないノートや筆記用具、文房具などがあればぜひ当院までお送りください。こちらで再梱包して伊勢原市の寺院へ送り届けます。詳細は以下をご覧ください。


<送り先>

960-8202

福島市山口字寺前5番地 安洞院内 カンボジア文具係

024-534-0939

3/27必着でお願いします


<募集するもの>

ノート、筆記用具、文房具(定規、クリアファイル、カッター、はさみ等)

今回の寄付では未使用の文具に限定して募集します。

現金でのドネーションも歓迎いたします。郵便書留にてお送りください。

事後、現地での様子や写真などとともに、御礼のメッセージをお送りいたします。


<支援先>

特定非営利活動法人在日カンボジアコミュニティ(CCJ)

https://npoccj2018.wixsite.com/npoccj/history

カンボジア寺院の僧侶・Sopy師の活動です

所在地 神奈川県伊勢原市善派1453


antouin's Ownd

福島県福島市の曹洞宗寺院・安洞院のオウンドメディアです。ブログ記事とソーシャルメディアの投稿を中心に、お寺の各種法要やイベント告知・報告をアップしていきます。寺院の歴史沿革や詳細については公式サイト(http://antouin.com)を御覧ください。

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