お寺の本堂や会館周辺にいる寺猫ビャク。今年で推定21歳です。ビャクというネーミングは、拾われて来た当時も真っ白な子猫だったので「白」と書いて、「しろ」ではなく「ビャク」と呼ぶことにしました。
白衣観音(びゃくえかんのん)白毫(びゃくごう)など、仏教的なイメージはこちらの読み方が多いかもしれませんね。
最近は昼間はエアコンの効いた室内で昼寝。夕方になると外に出て、昼間の太陽の熱で温まった足の上でゴロゴロしています。
やはり歳には勝てず、腰の軟骨がすり減ってしまい、思うように駆けたり翔んだりすることができなくなってしまいましたが、それでも今出来ることを丁寧に行じながら懸命に生きている姿を見ると、老いの矜持みたいなものを感じさせてくれるものです。
哀愁漂う背中です。
コロナ前は毎週のご法事の会食が楽しみだったようで、仕出し屋さんから頂くおやつ、刺身の余り物の切れ端など、よくおこぼれの恩恵に預かっていたようでした。
そのせいか、パブロフの犬(猫?)のように、喪服の人を見つけると食べ物をねだりに行く癖がついてしまい、中々それが抜けないようなのです。。
今日も境内のどこかで皆さまのご来寺をお待ちしておりますので、見つけましたら可愛がって頂けると嬉しいです。老境に入り遠慮も無くなってしまいましたが、寺のネズミを一匹残らず駆逐してくれている功績に免じてお許しください。。。
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