一雨ごとに境内の緑の色も濃くなる季節を迎えています。芝生型自然葬墓地「祈りの丘さくら」の芝生も日に日に新芽が生えてきています。きれいに管理された芝生のふわりとした温もりと香り、とても良いものですね。
この墓苑では通常芝生の上を歩くことはできないため、正面や横の1〜2列目の区画など、芝生を手で触れる場所が特に人気を集めています。正面と南側(向かって右)の区画は、1列目がすべて完売となりました。大人の身長であれば、2列目ぐらいまでは手が届きます。
<6/23現在の申込状況です>
観音像前、御本尊様のお膝元の場所も最後列は完売となりました。北側のエリア(向かって左)や側面にはまだまだ空きがございます。
山門からのアプローチである階段からの写真です。左側の水田も稲がだいぶ育ってきました。緑と青空の下、心地よい風が吹き抜けていきます。
北側のエリアの角からの写真です。観音像の奥には桜並木があります。緑の葉桜の後方から朝日が昇りますが、緑に輝く木漏れ日もとても幻想的です。出勤前や犬の散歩などで早朝にお参りされる方も多いですね。
納骨の際は庭師さんの入念な準備のもとで、芝生の上を養生して参列者全員で土をかけながらお別れをします。ありがとう、さようなら、やすらかに。それぞれの言葉をかけながら土をかぶせていきます。
火葬が普及して以来、納骨に能動的に参加することが少なくなったと感じています。土葬では皆で土をかけて埋葬をする風習がありますが、直接的能動的に埋葬に関わるということは残された遺族にとって大きな意味を持つと思われます。納骨されているのを見ているのではなく、大人も子供も、みな一人一人がスコップを持ってお別れをしていく。日本人が近代化の中で置き去りにしてしまったものかもしれません。
「自分の手でお見送りができた」
そういった感想を多数いただいてきました。
埋葬された部分の芝生は庭師さんによって養生され、季節ごとに生まれ変わり生え変わりしながら命が循環していきます。そっと手で触れる。太陽の温もりや雨を吸い込んだしっとりとした感触が、大切な人との繋がりやあたたかな記憶を感じさせてくれます。
お盆に向けて、見学も多くなってまいりました。
見学は随時受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。
安洞院 024-534-0939
0コメント