福島東高校の地域社会見学と坐禅体験

朝から快晴となった9月13日、福島東高校の2年生45名のみなさんが地域社会見学のため安洞院を訪問しました。他にも市内に様々なコースが設定され、神社やお寺を巡るコースも多いようでした。素晴らしいプログラムですね。

今回のみなさんは福島市東部にある縄文時代の遺跡、宮畑遺跡を訪れ、併設するじょーもぴあ宮畑にて火起こし体験や勾玉づくりをされたとのこと。せっかくなので普段は中々案内しないお寺の裏山の古墳群を案内しました。13の墳墓が山の斜面に林立し、一つだけ石組みの石室が残されています。

現在福島大学などでも調査に訪れていますが、おそらく千年はゆうに超える豪族の古墳と思量されます。石室を見学しながら、山岳信仰や県無形文化財である鹿島神社の奇祭「水かけ祭り」の発祥の伝説についてお話いたしました。

会場に入り、宗教の種類や、発祥から日本に至るまでの仏教の歴史、福島のお寺の話、禅とは何か!?というお話まで、駆け足でお話させていただきました。吸収しようと身を乗り出して聞く生徒多数。


講義の後は、本堂に移動して坐禅を行いました。骨盤を立てることで自然と背筋が伸びて、集中した時間を過ごしました。日常生活における、体と呼吸と心のバランス。ランナー住職として、今回は長距離や超長距離トレイルレースのメンタルもお話をいたしました。文武問わず部活の何かに役立ててもらえれば嬉しいです。


西の景色を眺めながら帰る高校生たち。

歳が近いつもりで話してしまいましたが、、、気がつけばもう20年以上も前のことなのですね。若いみなさんのおかげで、原点に立ち返って修行することができました。

ご担当くださった力丸先生、生徒の皆さん、ありがとうございました。


福島東高校では弓道部の坐禅会を昨年よりお受けしています。他、学童や地域の子供達の坐禅会は可能な限り積極的にお受けしておりますので、体験希望の団体や学校の皆さまは是非ご連絡ください。時間や内容によってアレンジしつつ、プログラムを組ませていただきます。


住職 合掌


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