もみじ基金とは
現在、文知摺観音普門院では境内の維持管理費用のための「もみじ基金」を募集しています。もみじが色づき始めた11月初旬よりスタートし、おかげさまで11月18日に目標金額の30万円を達成することができました。(11月22日現在:398,408円)
年々維持管理費用が高騰し続ける中、昨年の秋に募金箱を設置することから始まった「もみじ基金」のリニューアル版が今年のプロジェクトです。募金箱へのご寄付のほか、お振込や直接お届けいただく方も多く、これもひとえにみなさまのご協力のおかげです。募集期間終了の12月15日まで、引き続き50万円のネクストゴールを設定いたします。
画像:2022年3月の境内の夫婦杉伐採の様子
境内の維持管理の問題
現在、文知摺観音普門院境内の山林維持管理コスト(植栽管理・清掃・山林下刈など。人件費や光熱費は除く)は年間300万円超の金額が必要です。ひと昔前までは200万円前後で推移していましたが、原材料費・人件費の高騰、さらには予期せぬ害虫被害によりクレーンを用いた樹木の伐採などの緊急整備が重なり、財政状況を逼迫しています。このうちの1割でも皆様からのご支援をいただければという思いで、プロジェクトを発足させていただきました。
上の画像は松尾芭蕉がこの地を訪ねた頃からあったと言われる老杉・夫婦杉の1本が枯れてしまい伐採するときの様子です。このように、鉄板などの下準備、クレーンラフター者のレンタル、5名以上の職人さんらが共同作業しなければ大木を倒すことができません。
多くの皆さんに足を運んでほしい
文知摺観音普門院では、平成28年に宗教法人普門院として新たな歴史を迎えるにあたり、これまで長年いただいていた一人400円(中学生以下200円)の拝観料を廃止しました。文知摺観音普門院は境内全域が福島市の文化財に指定されており、敷地には福島県重要文化財に指定されている多宝塔(東北で唯一のもの)や多数の句碑などがあります。
このような文化財は一人でも多くの方の目に触れることで、地域の宝として思いを寄せてほしい…その願いをもって、拝観料無料化に踏み切りました。しかしながら、コロナ禍による打撃、物価高騰や自然災害の頻発など、予期せぬ支出が重なり現在に至ります。
ローカルファンディングとは?
ローカル(地域)におけるファンディング(資金調達)が本プロジェクトの特徴です。一般にクラウドファンディングを実施する場合、事業者やプランによっては達成金額の20%の手数料が差し引かれます。しかし実際には8割が手元に残るわけではなく、そこには返礼品のコストや人件費、時間、手間などを考えると、実際にクラウドファンディングを実施した際の純利益は50%程度にしかなりません。
それならば、既存のプラットフォームを用いることなく、企画・サイト運営・募金箱・リターンなどを全て自前で用意することで、皆様からのご支援を最も有効に活用できると考えました。皆様からお寄せいただいた募金は一円たりとも無駄になりません。
リターンもご用意いたします
本プロジェクトでは、一般のクラウドファンディングのような返礼品(リターン)も多数ご用意しております。お礼状のほか、ホームページへのご芳名掲載、限定の御朱印、オリジナル手拭いなどのグッズのほか、ご祈祷や特別拝観、松尾芭蕉の奥の細道真筆のプライベート鑑賞会など、ほかでは体験できない特別な内容ばかりです。私たちが真心をこめて、お気持ちへのお返しと御礼をさせていただきます。
(返礼品無しの純粋な寄付である「お気持ち支援」も可能です)
ご支援をお願いいたします
いただいたご支援は、適切に境内の維持管理のために活用いたします。その後の内容も当ブログに掲載してまいりますので、ぜひ今後の私たちの活動を見守っていただければ嬉しいです。ネクストゴールに向けて、引き続きのご支援、シェアのご協力をお願い申し上げます。
寄付の方法は普門院受付と安洞院のほか、普門院のホームページからの申し込みも可能です。郵便振替、銀行振込にも対応いたします。なお、3,000円以上のご寄付の場合はホームページにご芳名の掲載などのリターンがありますので、募金箱の横に設置されている専用封筒に氏名や住所をご記入のうえ係の者へお渡しください。
ご不明な点は安洞院024-534-0939までお願いいたします。
▼もみじ基金のサイトはこちら
文知摺観音・普門院 別当
事業担当者 安洞院住職 横山俊顕
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