香澤山霊園駐車場整備の進捗状況

こんばんは。住職です。

はっきりしない天気が続いておりますが、香澤山霊園の駐車場整備の進捗状況をお届けします。あっという間に土砂が運ばれ、土手が削られ、駐車場の外観が出来上がってきました。治水土木の力、本当に素晴らしいです。

画像の場所がバリアフリーアクセス可能な駐車スペース。ゆとりを持って4台ほど駐車できるようになり、車両の展開も可能です。土手部分に余白を残しているのは、生態系への配慮から。この奥の沢にはサワガニや蛍が生きています。（マムシもいます）

上から俯瞰した画像。坂道も１メートルほど広くなり、カラーコーンが置いているあたりには見通しが良くなるようにカーブミラーを設置します。いままでは鬱蒼としたジャングルのようになっていた場所ですが、視界が開けてきました。

人力と共に重機も入り、注意深く通路部分の作業も進められています。これまではぬかるみが出来たり、雑草が生えてしまう場所でしたが、今後は舗装されているため車椅子も通行が容易になります。

安洞院で1970年代から造成が始まったしのぶ霊園・薬師霊園はある程度フラットな場所に作られていきましたが、こちらの香澤山霊園という区画は造成も早かったため、バリアフリーの概念が無かった時代に作られた場所です。その時代には、車椅子でのお参りなどは想定すらしなかったことでした。

私も住職として10年、修行から戻って20年以上が過ぎ、元気だった人が歩くことができなくなり、杖や車椅子を用いて何とかお参りしている姿に出会うたびに、心が痛くなるものでした。できればすべて一気にやりたいものですが、まずは試験的に、今後のコストや工事のあり方を確かめる目的も兼ねて、最初期の造成地であるこのエリアから着手した次第です。

こちら、駐車場から一段高くなっているスペース、ここが休憩用に使用されるテラスの予定地です。草が生えないようにウッド風のデッキを張り、屋根をかけ、休憩や食事ができるベンチや椅子を設置する予定です。お参りの方の憩いの場所になれば嬉しいですね。

もうしばらく工事が続きますが、追って進捗状況をお知らせしてまいります。

完成まで今しばらくご不便をおかけいたします。

住職