安洞院の写経会って、どんなことをしているの?

こんにちは。住職です。

先日の6月23日(月)は10時から写経会が開催されました。ここのところ土日祝日は法要が多く全くイベントができない状況が続いておりますが、平日の昼はのんびりとした時間の中でお過ごしいただいております。

畳からフローリングに、障子からロールスクリーンにリニューアルしたお座敷にて、写経会の後の茶話会が行われました。広く明るくなった部屋では、会話も弾みます。


安洞院の写経会は、正座ではなく椅子とテーブルです。夏にはエアコンの効いた涼しい部屋で写経を体験していただけます。気がつけば、お寺の中で正座するような場所は、一箇所もなくなってしまいました。


書き上げた写経は、自宅へ持ち帰ることも、お寺に納めていただくこともできます。お寺に納めていただいた写経は、翌朝のおつとめにて供養した後に奉納され、最終的にはお焚き上げされます。この場所がご本尊様の御前にてお経がお供えされる場所です。


こちらはすっかり定番となった「境内テイクアウトお盆」。天気が良い時などは、トレーの上にお菓子とお茶を乗せて、好きな場所で自由にお茶を飲めるようにしています。大人数での茶話会が苦手な人や、できるだけ放っておいてほしい人、一人になりたい人は、自然豊かな境内の中でのんびりソロ時間を楽しむこともできます。

多様性の時代。自分の好きな過ごし方を楽しむことも大切なことですね。


リニューアルした座敷の図。障子がなくなったことで広く明るくなりました。フローリングは床暖房も導入されておりますので、冬もあたたかくお過ごしいただけます。写経会の茶話会や法事の会食、打ち合わせや終活相談などでこれから活用してまいります。

今回の工事については、檀家の皆様の護持会費より一部補助として、安洞院の毎年の営繕事業として実施させていただきました。心より感謝申し上げます。


写経会について。しばらくは土日の開催が難しいため、平日午前の開催が多くなると思いますが、ご興味のある方はお気軽にご参加ください。初心者の方でも手ぶらで体験できるように道具を揃えてお待ちしております。

これから猛暑の夏を迎え、光熱費も高騰する時節、クールシェアをしながら心も穏やかになるひとときをお過ごしいただければ嬉しいです。


住職

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福島県福島市の曹洞宗寺院・安洞院のオウンドメディアです。ブログ記事とソーシャルメディアの投稿を中心に、お寺の各種法要やイベント告知・報告をアップしていきます。寺院の歴史沿革や詳細については公式サイト(http://antouin.com)を御覧ください。

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