「梅早春を開く」〜坐禅とお寺ヨガの会より〜

ここ数日、暖かい日が続いていましたが急に寒くなりました。

本日2/7(土)は文知摺観音の水月庵にて、坐禅とヨガの会。ゆったりと坐りながら、身体、呼吸、心をしっかりと見つめるひとときを過ごしました。コロナ前から行なっているレギュラーの会として、もう長い方は10年近く坐っている方も。住職としても本当に有難い時間のひとつです。

安洞院にいると業務や檀務に追われてしまいますので、こちらの静かな庵にエスケープして携帯の電源もオフにして坐る時間の有り難さ。皆様のおかげで私も修行ができるのです。


水月庵の裏には、小さな梅林がありあます。つぼみも次第に膨らみ始めています。本日は、「梅早春を開く」の禅語に触れさせていただきました。

春になるから梅が開くのではなく、冷たい風の中に咲いていく梅が春を開いてゆく。

幸せだから笑うのではなく、笑うから幸せになるという言葉にも通じるものがあります。どんな時も自分の尊い命と存在がかけがえのない主人公であること。それは自分だけが尊いのではなく、他の人も同様に尊い存在であることを尊重する。価値観の軸が世間や他人の中にあっては、本当の自分の尊さというものが見えなくなってしまうと思うのです。特に現代はそれが顕著である気がします。

寒風の中に開いていく梅の花には、抗えない何かの中でもがいている現代の人間に対して、心の奥深いところに響くメッセージが見えます。


まもなくこの水月庵にも、梅の香りが風と共に届きそうですね。次回は3月7日(土)の14時に坐禅を予定しております。この坐禅は浄財100円で開催していますので、どなたでもお気軽にご参加ください。

文学と歴史、禅の風が吹く庵にて、心よりご来寺をお待ちしております。

合掌

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福島県福島市の曹洞宗寺院・安洞院のオウンドメディアです。ブログ記事とソーシャルメディアの投稿を中心に、お寺の各種法要やイベント告知・報告をアップしていきます。寺院の歴史沿革や詳細については公式サイト(http://antouin.com)を御覧ください。

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