お彼岸も明けました。朝夕はだいぶ涼しくなり、境内を吹く風も秋めいてきました。この時期になると彼岸花の画像がSNSにもよく登場し、鮮やかな赤い色に思わず見入ってしまう住職ですが、安洞院の境内にも何箇所か彼岸花がきれいなスポットがあります。
住職が睡蓮や彼岸花、山桜をよく撮影しているのは、境内にある池のほとり。背景が真っ暗な日陰の森林になるため、朝日が差し込んでくると植物だけが照らされて幻想的な雰囲気になります。枯れゆく彼岸花が美しく照らし出されていました。
こちらも枯れゆく彼岸花のさいごの姿。鮮やかに咲き誇る花はもちろん美しいのですが、このような儚い命の姿に美を見出してしまうのは職業柄かもしれません。1本だけ反り返った雄しべとも雌しべとも区別がつかない最後の1本は、この数時間後うなだれてしまっていました。
朝に雨が少し降ったようで、水滴が朝日に輝いていました。朝だけ見られる、一瞬の光景ですね。
撮影にはそれぞれのこだわりがある彼岸花。今回の撮影では16-35mm、70-200mmなどの広角ズームと望遠ズーム、105mmマクロなどを組み合わせています。
まだまだ小さなつぼみも見られるようですので、ぜひ朝の早い時間帯にいかがでしょうか?
0コメント