本堂の照明リノベーション工事が着々と進められています。工事3日目、10月21日には7割がたの照明が設置され、現在仮の状態ですが法要ができる状態になりました。
最初の画像は、本堂の東側の室中。これまでは薄暗く、物が積み置かれていた場所でした。こちらの場所も、床間の中にライティングレールと調光可能なダウンライトを仕込み、柔らかな光で仏画や仏像が照らされるようになりました。
こちらが床の間の内部。配線が柱の中に隠され、拡張可能なレールが仕込まれています。
本堂の格天井には色の変更と調光が可能なダウンライトが隅々まで埋め込まれています。時間帯や法要の目的により、光の演出も可能となります。
全体を明るく照らす照明は、いわば陽の照明とでもいいましょうか。
こちらの2枚の画像は同じ床の間(本堂西の室中)です。全体に光が回る時の様子と、暗闇の中に主役が照らされる時の様子では、雰囲気が全く違います。陰と陽、光と影。どのように光を当てるかによって、その表情が大きく変わりますね。
10月23日からの工事では、全体の光のバランスを確認しながら、本堂の中の灯りをさまざまなシーン別に調整していきます。晴天の日、曇天の日、お通夜、葬儀、それぞれに心地よく過ごしていただけるような空間になればと願っています。
10月いっぱいまでは工事が続きます。また追って工事の状況をお伝えいたします。
明日以降はバランスを調整しながら、本堂の天井を明るく照らす間接照明の設置とテストが始まります。天井を照らすことで、空間の広がりを感じていただけると思います。どうぞお楽しみにお待ちください。
職人の皆様、引き続きどうぞ宜しくお願いいたします。
住職
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