令和8年7月11日(土)午後3時、今年初の試みとなる「安洞院東京合同法要」が、曹洞宗宗務庁内の研修道場にて執り行われました。首都圏在住の檀信徒・永代供養会員の方々と安洞院総代を含め約20名の皆様と共に法要を修行しました。
曹洞宗宗務庁は港区芝にあります。また、意外と知られていないのですが、東京グランドホテルというホテルの建物の中に宗務庁の事務所が入っており、ホテルは研修会や懇親会、学術大会などでも活用されています。残念なことに来年6月でホテルの営業は終了予定です。
住職である私も法話の勉強などのために何度も宿泊した思い出の場所でもありましたので、もしかしたら今年が最後かもしれないと思い、研修道場をお借りすることになりました。
畳敷で立派なご本尊様や両祖様の像もあり、すばらしい環境でした。何よりも香炉や鐘などがしっかり常備されているのが素晴らしいです。
今回は曹洞宗総合研究センターの若手僧侶たちのお手伝いもいただきました。現在、私が非常勤講師として講義を担当している4名の研修生の皆様です。皆で法要を勤めるのは初めてのことでしたが、曹洞宗の法要は差定(さじょう:法要の式次第のこと)が1枚あれば、何となくその場で法要が成り立ちます。先人たちの積み重ねた法要法式の有り難みをしみじみと感じました。
参加者へのお礼の品は、福島のお菓子と安洞院のお香セット。懐かしい故郷の話に興じながら、懐かしい味を楽しみつつ、ご自宅に安洞院の香りをお届けできればと思いました。
終了後の懇親会は、近隣の中華料理店にて。福島を離れて20年、50年、60年、それぞれの思い出をシェアしながら、地元在住のメンバーからは福島おすすめのグルメについての話題で盛り上がりました。角打ちができる店、円盤餃子、ホルモン焼きなど、かなり通な情報交換がなされたのではないかと思います。
また来年も東京のお盆の時期に合わせ、東京合同法要を企画します。住職としても1件1件檀家さん宅を回りたい気持ちは強くあるのですが、年々首都圏在住の方々の檀信徒件数も増加(平成15年には40件だったものが、現在は約180件)しており、一人では対応が難しい時期を迎えていると痛感しています。体力と若さの面でも。
今後は、しばらくこの形をとりながら、年に一度は東京で福島の風と共に法要を行う時間を大切にしてまいります。首都圏在住の方を対象に今後はご案内も増やしていきますので、ぜひともご参加ください。
さいごに。
このチラシを作る時に、当初は本堂の画像を入れようと思いました。
しかし、そこはあえて本堂ではなく、檀信徒の皆様がいつも眺めている信夫山と安達太良山と吾妻山、この福島盆地の景色が一番ではないかと考えました。
当日ご参加の方からも、安洞院のこの眺めと景色が原風景ですという言葉を多数いただきました。お金では買うことができない、素晴らしいロケーション、先祖からのプレゼントです。
首都圏在住のご参加の皆様、ありがとうございました。
塔婆を申し込みの方は、後日墓参を代行してご報告をお送りいたします。
住職 合掌
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