今年も残すところあと数日となりました。安洞院では毎年恒例の鏡餅づくりが早朝よりスタート、山内に飾る鏡餅60セットを住職夫妻が仕込みました。
60セットも一体どこに飾るの!?
というご意見もよくいただきますが、建物内のご本尊、各部屋の床間、玄関、台所、トイレ、浴室に祀られた仏像。屋外に出れば、すべての地蔵尊像、慰霊碑、先祖代々の墓、寺門功労者の墓、井戸の神、山の神、竈の神などなど、お寺を守る神仏やご先祖様などを順に巡れば、あっという間に60個に達してしまうのです。
普段何気なく生活している中にも、無数の神仏や先祖代々の見えない力が宿り守られていることをしみじみと感じるのが、お寺の鏡餅づくりの一日です。
新しいお地蔵様が増えるに伴い、年々飾る場所は増えているようで、20年前のリストを見たら45箇所でした。鏡餅100個になる時代もそう遠くは無いかもしれません…。(冷汗)
合掌
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