写経ではお経を写しますが、写仏とは仏様の姿を書写します。
毎年講座を担当している福島市中央学習センター主催の女性アカデミーの皆さんをお迎えして、ご依頼のあった写仏の会を開催しました。
座敷のセットは、人数に合わせて福島盆地を借景とする大パノラマに。
…というのは結果でありまして、実はその前の週、法事で破れた障子を張り替えるために外していたのでした。(笑)
最高の天気、吾妻山と安達太良山まで稜線がはっきりと見えます。
座学を交えながら写仏していきます。
写経も写仏も、基本は一緒。
書くという行いの中で無心になってゆく。目的と手段、つまり修行と悟りは一つであるというのが私たちの教えの根幹ですが、まさに書いている姿と心そのままが尊いのです。
完成した写仏には日付と御朱印。
B4サイズの額に入れれば立派な仏画ですね。
終わった後は、お茶を飲みながらお互いに鑑賞の時間です。同じ絵を写しているというのに、一人一人の仏様の表情が違うのは不思議なものですね。
本堂では、正式なお参りの作法と焼香のマナーを学び、坐禅を組みました。知っているようで知らないことが多くあるようで、質問が次々と出ました。
後日談ですが、障子は無事に貼り替えられ、座敷はまた元の姿に戻りました。
11月は写経会を予定しています。また、ご要望も多いので12月に写経会の開催を検討しています。
秋〜冬も、多数の学びの講座を開き、皆さまのお参りをお待ちしております。
イベントや講座の予定は安洞院ホームページをご確認ください。
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