「祈りの丘さくら」の門前にある胡桃川(くるみがわ)と周辺の田んぼに、在来種のホタルが飛び始めました。画像の通り、街灯も少なく真っ暗な闇の中に、ほのかに光るそれがホタルです。放流はしておらず、この地域に下水が入る前までは見られなかったホタルが、川の水がきれいになったことで戻ってきました。
実は、この地に生まれて今年で46年目を迎える住職も、幼い頃はホタルを見たことがありませんでした。よく目を凝らすと、オイカワ、ハヤ、ウグイなどの川魚が泳いでいる姿も見ることができます。
芝生型自然葬墓園「祈りの丘さくら」では、これから1ヶ月ほどの間は門前のホタルを鑑賞することができます。これもまた天地自然のめぐみがあり、美しい水、真っ暗な深い闇があるからこそ享受できる光景だと思うのです。
「自然葬」という言葉を用いながら、果たしてどこまで私たちが自然に手を加えず、現代のこの時代に自然の景観をお借りすることができるのか、この地を守る者として常に自問自答しています。
インスタに生える花手水や人間の都合で飾られる人工物ではなく、この空や山をいかに礼拝する場所として手を加えさせていただけるのかという一つの畏れのような感覚が、墓地使用者の皆様にもご理解いただければ幸いに存じます。
本日昼間の納骨の図。よくいただくご質問ですが、納骨時には芝生を直接歩かないように人工芝で養生した上を歩いていきます。
レンタル用の日傘もご用意しておりますので、ぜひご利用ください。
ホタル鑑賞の際は本当に真っ暗な場所となります。十分にお気をつけてお参りください。
住職
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